「おいしい料理を提供する」を基本理念に掲げてグルメイベントをプロデュースする団体、“播州ひろめ隊”が、またまたユニークなネーミングのイベントを開催する。畳30畳を屋外に敷き詰め、和の空間で喉を潤すというイベントだ。
もともと、6月に開催する予定だったが、会場の都合により中止。今回、場所を六甲アイランドに移して、開催することになった。
今回も個性的なイベント名だが、このビアガーデンに込める思いはいたって真面目。特に今年はコロナの影響で外食産業のダメージは相当なもの。飲食店の経営者としては、できるだけ多くの人にたくさん飲んでお腹いっぱい食べてもらいたい。しかし、未だに飲酒運転が減らない現実を前に、どうすればなくせるか? ビアガーデンを開く多くの企業に対して、また参加するお客さんに対して、今一度考えてもらうネーミングになっている。
“播州ひろめ隊”として飲酒運転を防ぐ手段はまだ模索中だが、今回は「立地と交通の便の良さ」を解決策としている。その会場となるのが、六甲アイランドイベント広場。六甲ライナー「アイランドセンター」駅から徒歩1分という、車いらずの場所だ。
そんな都会の街並みに非日常的な異空間を作ってみたいという遊び心で、ここに畳を敷き詰めることにした。畳のある暮らしが減ってきているなか、「日本人には改めて畳の良さを思い起こしてほしい」「会場の六甲アイランドに多く住んでいる外国人の方々にも畳の良さを知ってもらいたい」という、主催者の願いも込められている。
気になるフードは、行列のできるグルメ屋台が集結する。今回も主催者である播州ひろめ隊の川嶋拓麿さん自身が実際に食べ歩き、本当においしいと自信を持ってオススメできる、お酒に合う味を招集。
日本人にも食べやすい味を提供するケバブを始め、但馬牛コロッケ、イベントではあまり無い希少部位を使った焼鳥、黒毛和牛を好みの重さでカットしてくれるオーダーカットステーキ、常時5種類ほど選べる石窯ピザ、三田牛焼肉、ギリシャ料理、ぼっかけ焼きそばなど、川嶋さんが特に精通している肉料理を中心としたラインナップが並ぶ。
いかにコロナ対策を行い、共存して楽しめるイベントを作るか? 楽しみにしていたイベントが中止に追い込まれることが多いなか、模範となるイベントにするためにも、播州ひろめ隊は前向きに取り組んでいる。
畳に座って飲む風流なビアガーデン「飲酒運転撲滅! 畳deビアガーデン」は、7月31日(金)、 8月1日(土)の2日間、六甲アイランドイベント広場で開催。
ただし、「飲んだら乗るな! 飲むなら乗るな!」を忘れずに。