日本プロバスケットボールリーグ・Bリーグ2部(B2)中地区2位の西宮ストークスは、25日、26日に西地区5位の熊本ヴォルターズと第19節に臨んだ。結果は、1戦目が86-80、2戦目が80-71で2連勝。前節から続く連勝を3に伸ばし、ホームでは6連勝とした。
25日の1戦目は、3つのクオーターで熊本を上回り、5選手が2桁得点と気を吐いた。西宮のマティアス・フィッシャーHCは、「簡単なゲームではなかった」と前置きしたうえで、「早く動くこと、ボールを動かすことができれば、オープンなシュートを打て簡単にスコアできる」と満足げだった。この試合で、西宮はB2通算で100勝を達成した。
続く26日の2戦目は一転して前半から防戦一方で、36-48と12点のビハインドでゲームを折り返す。しかし、第3クオーターで流れをつかみ、第4クオーターで逆転すると、終わってみれば80-71で勝利を収めた。後半の西宮は44得点した一方、熊本を23得点に抑え込み、特にMVPの岸田篤生は第4クオーターだけで3本の3ポイントシュートを決め、11得点(1試合合計で16得点)と試合を決定づける活躍を見せた。
フィッシャーHCは、「前半はとても残念なものだった。(後半とは)違う試合を見ているようだった」と手厳しかったが、後半については「会場の後押しもあり、後半は非常に素晴らしかった。あきらめずに信じて戦えば、たとえ負けていても勝つことができることを証明した」と評価した。この日、B2通算2,000得点を達成した谷直樹も、「競り勝てる試合も多くなってきた。チームに粘り強さが出てきたと思う」とうなずいた。
西宮は29日、名古屋市千種スポーツセンター(愛知県)で、同地区3位のFイーグルス名古屋と次節(第20節)を戦う。次のホームゲームは、2月9日、10日のアースフレンズ東京Z戦で、宝塚市立スポーツセンターでの開催。