日本プロバスケットボールリーグ(Bリーグ)2部の西宮ストークスは31日、B1千葉ジェッツでのプレー経験があり、昨季はイタリアのトップリーグでプレーしたデクアン・ジョーンズ(30)との契約締結を発表した。背番号は18に決まった。
ジョーンズはアメリカ合衆国出身、203センチ100キロのセンターフォワード/パワーフォワード。マイアミ大(米国)を卒業後、NBAのオーランド・マジックでプロとしてのキャリアをスタートさせ、その後はイタリアやフランス、イスラエルなどでプレー。特に2014-15シーズンのイタリアリーグにおいては、西宮が20日に獲得を発表したシェイク・ムボジとチームメイトだったほか、2015-16シーズンでは千葉ジェッツ(現Bリーグ1部、当時NBL)でプレーするなどした。
昨季に所属したイタリアのトップリーグ(LBA)の アリアンツ・パラカネストロ・トリエステでは、1試合平均14得点、3ポイント平均34.9%、平均リバウンド3.9を記録するなどチームへ大きく貢献。24分の出場で23得点をマークする場面があった。
ジョーンズはクラブを通じて「西宮でプロ選手としてのキャリアを継続できることを、とてもうれしく思います。思い入れのある大好きな日本に戻って、街を探検するのが待ち遠しいです。必ず素晴らしいシーズンになると思います。そして、チームの勝利に貢献できることを楽しみにしています」とコメント。また、同クラブの渡瀬吾郎社長はジョーンズについて、「大きなパフォーマンスを発揮してくれることを期待している。身体能力を活かした迫力のあるバスケでファンを魅了すると思う」と期待を寄せている。
Bリーグは2020-21シーズンから初めて選手登録に「アジア特別枠」を設け、ベンチ入りできる外国籍選手を2人から3人に増やす(出場できるのは従来通り2人まで)。西宮はジョーンズのほか前述のムボジ(32)とアレクサンダー・ルオフ(33)の3人の外国籍選手をすでに補強。これにアジア特別枠の劉瑾(30)を加え、あわせて4人がベンチ入りできることになり、新レギュレーションを想定した補強を進めている。