3年ぶりの1部昇格を目指し、オフには積極的な補強を行った日本プロバスケットボールリーグ(Bリーグ)2部の西宮ストークス。2020-21シーズンの開幕を約1か月後に控えた5日、大阪市内で新体制発表会が行われた。新型コロナウイルスの影響で、会の模様は動画共有サービス「YouTube」で生配信、ファンはオンライン上で参加した。
注目されたチームのキャプテンには、在籍10年目となるフランチャイズプレーヤー・谷直樹(32)が3年続けて就任。「今シーズンこそB2で優勝しB1に昇格するため、自分らしくチームを引っ張っていきたい。ファンの皆さんもついてきてください」と力強く呼びかけた。また、コート外でチームの模範となる役割を担う“オフコートキャプテン”には、チームの精神的支柱である松崎賢人(32)を選んだ。同級生コンビがチームを牽引する。
西宮の渡瀬吾郎社長は新チーム作りに関し、「昨シーズン以上にディフェンスにこだわり、コート上で全員が動くチームを目指す。群雄割拠のB2で、他のチームに負けない補強と雰囲気づくりができている」と手ごたえを感じている様子。チームのスローガンが昨季を引き続き「協創!」に決めたと発表し、「SNSを通じてなど、いろいろな仕掛けをしているが、まだまだ“協創”に至っていない。ファンやパートナーとより向き合っていかなければいかない、という想いを込めた」と説明した。
今季の初戦(第1節)では、10月2日(金)3日(土)両日にアウェイの松山市総合コミュニティセンターで愛媛オレンジバイキングスと対戦する。ホーム・西宮市立中央体育館での初戦は、翌週10日(土)11日(日)の第2節ファイティングイーグルス名古屋戦。