夏の東京五輪に先駆け、兵庫県の東播磨地域では、あるイベントがすでに開幕している。その名は「オ池リンピック」。東播磨を象徴する「ため池と水路網」を地域財産として、個性豊かなため池を舞台に、スポーツと遊びをつなぐリレーイベント「オ池リンピック2020」が、今年の12月まで開催中だ。
遊び心満載のネーミングだが、目的はいたって真面目。①ため池の新たなファン・協力者の獲得、②元気で持続可能な地域づくり体制の構築、③「すこやか兵庫・水辺と心豊かな暮らしが思い出に残る東播磨づくり」の実現と、テーマが設けられている「オ池リンピック」。ため池でスポーツや遊びを楽しんで、ため池の維持活動に関心を持ってもらうことを目的としている。
明石市、加古川市、高砂市、稲美町、播磨町にある、ため池15か所を会場に、SUP(スタンド・アップ・パドルボード)、ウォーキング、カヌー、マラソンといったスポーツや、魚のつかみ取り、レンコン掘り、凧揚げなどの遊びをリレー方式で開催。オリンピックにちなみ、各イベントではルールに基づき金・銀・銅のメダルがもらえる。
バードウォッチング、餅つきと凧揚げ大会、2月に入ってすでに2回の「オ池リンピック」が開催された。今後のイベントについては、「いなみ野ため池ミュージアム運営協議会」のホームページに掲載される予定。「金メダル」獲得を目指して、「オ池リンピック」を楽しみたい。イベントに関する問い合わせは、東播磨県民局地域振興室県民課(水辺地域づくり担当)電話079-421-9026まで。
『オ池リンピック2020』~ため池でスポーツ・遊びを楽しむリレーイベント~
期間 2020年2月2日(日)~12月20日(日)
場所 東播磨県民局管内のため池およびその周辺等
ホームページ 「いなみ野ため池ミュージアム」http://www.inamino-tameike-museum.com/