同じ会社で働く正社員と非正規社員の待遇の格差を禁じる法律が今年4月から施行されることから、職業や雇用形態の区別なく加入できる地域型の労働組合「神戸ワーカーズユニオン」が2月15日と16日、不安や疑問に応じる無料の電話相談を行います。
ユニオンによりますと、働き方改革関連法の「パートタイム・有期雇用労働法」で、『同一労働同一賃金』として正社員・パートといった雇用の形に関係なく、仕事の内容に応じて賃金を決めることが、大企業は今年4月、中小企業は2021年4月に義務付けられます。
また待遇の格差について企業側は、働く人たちが理解できるよう説明する責任を負います。日本では働く人のおよそ4割が非正規雇用で、その大半が年収200万円に満たないのが実態ということで、ユニオンが個別の相談に応じることにしたものです。
『同一労働同一賃金』は、人件費の上昇につながることから企業経営者にとって悩みの種になっていて、逆に正社員の給与をこれまでの非正規社員の水準に合わせると、正社員の離職を招くと指摘されています。
「非正規雇用ホットライン」
受付日時 2020年2月15日(土)、16日(日)10:00~18:00
受付電話 078-232-1838
相談料 無料
問い合わせ 神戸ワーカーズユニオン 電話078-232-1838、FAX 078-232-1839、Eメール kobeunion@rouge.plala.or.jp