いまや日本の音楽シーンを代表するひとりとなっている、シンガーソングライターの「あいみょん」は、兵庫県西宮市出身。その「あいみょん」に続くようなスターを発信しようと、地元のシンガーソングライターを発掘、育成する活動が、兵庫県明石市でスタートする。
そのプロジェクトを展開するのは、明石市の「HITOTUBUNOTANE花咲プロジェクト」。このたび、「ホールでストリートライブ!!」というイベントを企画し、毎月最終土曜日に、明石市本町にある明石市民ホールで開催する。その第1回目となるのが、明日、9月26日だ!
同プロジェクトを主宰し、明石文化国際創生財団理事、明石おやこ劇場副理事長、明石市文化団体連合会会長などを務める藤岡勝義さんは、長年にわたり明石の文化芸術に携わってきた人物。「明石駅前が新しくなる以前は、若者がよくライブをしていましたが、最近はぐんと減ってきたように思われます。明石出身・在住のシンガーソングライターはいますが、その数は少ない。そのため、ストリートライブをやっている若者の演奏機会を増やし、ひとりでも多くの市民にその良さを知ってもらいたい」という思いから同イベントを発案した。
「ホールでストリートライブ!!」は、ポップスを主とするシンガーソングライターの公演で、毎回3組ほどの個人またはグループがオリジナル曲を30分間ずつ演奏する。ギャランティー、交通費などは支給されない代わりに、参加費も無料。しかも年齢制限がないので、幅広いシンガーソングライターに出演するチャンスがある。
本来は4月から毎月開催する予定だったがコロナの関係で延期となり、9月26日が初回。出演者は、ちめいど(ゆうすけ/ソロ)、YUKIKA、オオツエ、ミチコという、兵庫県内で活動するアーティストたち。「今後は明石をベースにするアーティストを増やしていき、将来的には、ストリートライブコンテストなども開催したい」とのことなので、これからの展開にも期待したい。そのためにも、まずは毎月最終土曜日に開催する「ホールでストリートライブ!!」に注目だ。
藤岡さんは、このほかにも、元吹奏楽部員で家に眠っている管楽器に息を吹き込み、皆で合奏する「目覚めよ管楽器」という音楽イベントの第2弾を11月3日(火・祝)に開催。また、明石の生んだマエストロ菅原明朗が作曲した曲を集めてピアノ、バイオリンなどで演奏する「明石の生んだマエストロ菅原明朗からの贈り物」を来年(2021年)3月24日に開催する予定で、明石市では身近に音楽に触れる機会が増えていくことになるだろう。
※ラジオ関西『田辺眞人のまっこと!ラジオ』2020年9月25日放送回より
■「ホールでストリートライブ!!」
開催場所 明石市民ホール(明石市本町1丁目1-32 らぽす5階)
開演時間 15:00~
※観覧無料・要マスク着用
出演希望者はhitotubu@akashiart.jpへメールで申し込み
問い合わせ 電話078-912-1234
ホームページ https://akashiart.jp/streetlive/