「いただきます」の重みを知る 映画『僕は猟師になった』 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「いただきます」の重みを知る 映画『僕は猟師になった』

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「命」を奪うことに慣れることはない。畑で収穫されたネギ、飼っている鶏の卵、そして自分で獲ったイノシシ。命を食べることで命に変える、として生きる猟師の生活に密着する。

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 傑作ドキュメンタリー、完全新生映画版『僕は猟師になった』は9月12日(土)から元町映画館、第七藝術劇場ほか全国順次ロードショー。

 インスタントラーメンが、ある日の昼食だった。京都の市街地からそう遠くない山で、わな猟師・千松信也さんは、自分で獲ったイノシシを薪ストーブで煮込み、スープにする。薬味は、子供たちが畑で摘んだネギ。仕上げに、飼っている鶏の卵を落とす。家のまわりのものだけで食事ができるのだ。

 千松さんが使うのは、直径たった12cmのわな。広い山の中で、まだ見ぬ獲物と知恵比べをする。イノシシは捕らえられてもなお、牙を鳴らし、荒い鼻息で抵抗するが、千松さんはそれを制し、ナイフでつく。

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 はじまりは、おととしNHKで放送された、 ノーナレ『けもの道 京都いのちの森』。京都で猟をする、千松信也さんの日常を取材したドキュメンタリーだった。イノシシやシカを捕らえ、木などで殴打し気絶させた後にナイフでとどめをさす。残酷、という言葉をはるかに超えた「命」と向き合う千松さんの営みを、さらに追及するために追加取材。計700日にわたる密着取材を再編集し、映画版が完成した。

 映画版のナレーションは、池松壮亮。『ラストサムライ』(2003)や『万引き家族』(2018)などに出演する若き名優が、千松さんの生きる「猟師の暮らし」を語りおろす。

 獲って、さばいて、食べる。命のサイクルと向き合い生きる、千松さんの背中を観て、私達はあらためて「いただきます」の重みを知ることができるだろう。映画『僕は猟師になった』は全国順次ロードショー。

ポスター

プロデューサー:京田光広/伊藤雄介
監督:川原愛子
製作:NHKプラネット近畿

配給:リトルモア/マジックアワー

■映画『僕は猟師になった』公式サイト
https://www.magichour.co.jp/ryoushi/

■映画『僕は猟師になった』公式Twitter
https://twitter.com/ryoushimovie

■映画『僕は猟師になった』公式Instagram
https://www.instagram.com/bokuharyoushininatta/

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