兵庫県警 組織再編、2021年春へ延期 「初動どうする?より丁寧に説明を」 18日開会の県議会に改正条例案提出 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

兵庫県警 組織再編、2021年春へ延期 「初動どうする?より丁寧に説明を」 18日開会の県議会に改正条例案提出

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兵庫県警は警察署の再編について、今秋としていた実施時期を2021年春に延期する。
自治体や住民からの要望を反映させたためで、18日開会の県議会に改正条例案を提出した。

兵庫県警本部(神戸市中央区)
兵庫県警本部(神戸市中央区)

兵庫県警での警察署の大規模な再編は、平成の大合併などに伴って4つの警察署を廃止した2006年度以来。

計画では
▼養父警察署と朝来警察署を統合して「南但馬警察署」
▼豊岡北警察署と豊岡南警察署を統合して「豊岡警察署」
▼佐用警察署を「たつの警察署」として統合する案で一本化されている。

1月10日までの約1か月間に行ったパブリックコメント=意見公募は40人と39の団体から合わせて186件が寄せられ、最も多かったのは警察署の存続に対するもので100件にのぼり、その大半は地元への説明が不十分だという意見や初動対応の遅れの指摘だった。

こうしたことから兵庫県警は、より丁寧に住民に説明する必要があるとして、実施時期を延期した。
今回の警察署再編をめぐり、システム整備など約1億2,800万円が新年度予算要求に盛り込まれている。


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