2020年シーズンがスタートしたなか、サッカー・J1のヴィッセル神戸で注目の逸材が、安井拓也だ。兵庫県加古郡稲美町出身、2017年にトップチームに昇格した、クラブ生え抜きのMFは、同じ中盤を担う世界的スーパースター、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの薫陶を受けながら成長を続け、出番を増やしている若きホープだ。今季からは背番号が35から14となり、さらなる躍進が期待される安井に、ヴィッセル神戸応援番組『GOGO！ヴィッセル神戸』（ラジオ関西）のパーソナリティー宮川陽香が、今季の抱負を聞いた。
－－新シーズンにかけてはオフはどのように過ごされましたか？
「今年は短かったので、あんまり休んでない印象ですね。休んだとしても旅行に行くくらいで、家にいる間は走ってたり中学校の練習に行って動いてました」
－－今季過密日程の中でコンディションを保つ、調整する方法は？
「とりあえずケガをしないこと、そして、体調管理をしっかり行い、風邪をひかないこと。試合に出たあとは、ケアすること、ストレッチをすること。試合で使ってもらうためにも健康でいることが大事かなと思います」
－－改めてストロングポイントと、それをどう試合に活かして行きたいですか？
「最近走れるようになって来ているので、運動量の面ではチームの助けになる働きをしたいです。前からのプレスや守備を助ける動きは意識してやっています。昨年まではあんまり得意じゃなかったけど、最近はそこに楽しさを見出しています」
－－運動量が増えた要因は？
「特別な練習はしていないです。ただ、きょうごくん（古橋選手）と走っているだけです」
－－練習でもハイプレスは積極的に取り入れている？
「時と場合によりますが、割と切り替えの部分を求められているので、意識だけで変わると思うし、常に頭に入れながらやっています。僕自身攻守の切り替えはある程度できると思うので、あとはボールを失わずに前進することや、サイドチェンジのボールにこだわってやって行きたいと思っています。局面を変えると言う部分で、昨年にはなかったことを加えて行きたい」
－－今シーズンの目標は？
「チームの目標はただ来る1試合1試合を勝つだけ。それに伴って優勝という形になれば良いなと思います。個人としてはスタメンで試合に出ることを目標にやってます。必ずチャンスは来ると思うので、チームの勝利に貢献できればもっと出番が増えると思います。あとは、ラッキーゴールでも良いから点を取りたいです。そのために普段から徳を積んで運を持ちたいです。目標のゴール数は無いですが、とりあえず1点決めたいです。狙って行きたいです」
（取材後記）
今季、私たちの番組では、若手選手にフォーカスして取材を行うんですが、その中心として安井選手に注目していることをご本人に伝えると、「注目選手の名に恥じないように頑張ります。任せて下さい！」と笑顔でおっしゃってくれました。（『GOGO！ヴィッセル神戸』パーソナリティー宮川陽香）