日本初のインディーズレーベルといわれる会員制レコードクラブ、URC(アンダーグラウンドレコードクラブ)の50周年記念プロジェクトがスタート。19日、その第1弾として、3枚組の「URC 50th BEST 青春の遺産」(田家秀樹セレクション)や、はっぴいえんど、ザ・フォーク・クルセダーズ、加川良、遠藤賢司、五つの赤い風船、高田渡、なぎらけんいちのアルバムがリリースされた。また、同日のラジオ関西『Playlist of Harborland 水曜日』ではURCに関する特集放送が行われた。
URCは、メディアで放送するには過激だと判断された楽曲を自主制作で発売するために、1969年2月に設立された団体。当初は会員制の通信販売で、会費を納めた会員にレコードを送るというシステムだったが、1,000人の募集人数を越えても希望者が絶えず、正式にインディーズレコード会社「URCレコード」を発足した。1970年代終わりに活動は停止したが、現在はポニーキャニオンから音源がリリースされている。
『Playlist of Harborland 水曜日』番組パーソナリティーの増井孝子は、1960年代後半から、谷村新司が出演するフォークコンサートの司会を務めると、後に多くのスターを生んだヤマハポピュラーソングコンテストの司会を担当した経験を持つ。増井のナビゲートのもと、フォークソングやニューミュージックを主に届けている同番組には、『フォークの神様』岡林信康からコメントも寄せられている。
URCの50周年記念アルバムはこの後、第2弾が3月4日(水)、第3弾が3月18日(水)に発売される。そして、増井がパーソナリティーを務める『Playlist of Harborland 水曜日』では、第2弾、第3弾についても特集を放送する予定という。
URC 50周年特集ホームページ
https://urc.ponycanyon.co.jp/