「あんたのお嫁さんをひと目見たくなっちゃった」 おばあちゃんのこの一言から、ドラえもんとのび太の大冒険が始まります。映画『STAND BY ME ドラえもん 2』が11月20日（金）から、OSシネマズミント神戸、塚口サンサン劇場、TOHOシネマズ梅田などで公開です。
今作のエピソードは、コミック原作の中でもとくに人気が高い「おばあちゃんのおもいで」（てんとう虫コミックス4巻収録）がベースになっています。また「ぼくの生まれた日」（てんとう虫コミックス2巻収録）と「45年後……」（てんとう虫コミックス未収録の作品を集めた『ドラえもん プラス 5巻』収録）も盛り込まれたオリジナルストーリーです。
2014年公開の『STAND BY ME ドラえもん』は、3DCGアニメーションで、のび太の結婚前夜を描きました。原作イメージを損なわずにキャラクターを3DCG化しようと、藤子プロのスタッフが参加したうえで1年以上かけてキャラクター開発されたそうです。ドラえもんは、原作通り白目が開いたまま黒目が閉じたり笑ったりすることにしました。表面は“未来ゴム”という材質で覆われ、口の端のでっぱりや鈴への映り込みが細かく作られています。
のび太はもっとも表情豊かなキャラクターで、漫画と違い、眼鏡と目を分離させているのがポイントです。全カットかわいくしたかったというしずかは、黒目と白目のバランスを細かく調整し、ライティングに気を配っています。どのキャラクターも髪型が重要で、のび太の前髪はミリ単位で調整、ジャイアンはギザギザの前髪、スネ夫はリーゼントっぽい髪型と、漫画の印象を維持しながら、リアルさを追求しています。
6年前の前作との違いを探してみましょう。八木竜一監督によると今回の『STAND BY ME ドラえもん 2』のキャラクターは、髪が前作よりもサラサラしているそうです！ 予告編の映像を見くらべると違いが分かります。
大人のび太の声を演じるのが妻夫木聡。『少しゆっくりめにしゃべって、のんびりとした雰囲気を出したい』と山崎貴監督へ提案し、頼りないけど健気な『大人のび太』に仕上がっています。
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