サッカー・J1のヴィッセル神戸は17日、MF三田啓貴がFC東京へ完全移籍することが決まったと発表した。三田は東京都世田谷区出身の28歳。FC東京のアカデミー育ちで、明治大学在学中の2012年からはトップチームでプレー(2012年はJFA・Jリーグ特別指定選手)するなど、FC東京生え抜き選手のひとり。ベガルタ仙台、神戸を経て、このたび3シーズン半ぶりに青赤のユニフォームに再び袖を通すことになる。
約1年半を過ごした神戸ではJ1リーグ戦で47試合出場7得点という実績を残すなど、貴重なアタッカーとして活躍していた三田。神戸では当初は8番をつけていたが、昨年5月のアンドレス・イニエスタの加入で7番に、今季のダビド・ビジャの加入で14番に背番号が変更されたことも話題となっていた。
三田は「この度、アカデミーで育ってきたFC東京に復帰することが決まりました。ヴィッセル神戸にいた1年半はいろいろなことがあり、すべてが新鮮で普通ではできないような経験をさせていただきました。このタイミングでの移籍は相当悩みましたが、自分の将来や状況を考えて決断しました。三木谷会長をはじめ、三浦スポーツダイレクター、スタッフやチームメイトの皆さま、そして何よりヴィッセル神戸のサポーターには感謝しかありません。僕の大好きだった三田啓貴のチャントは一生心のなかに残り続けます。本当にありがとうございました」と神戸のクラブ広報を通じてコメントした。
また、FC東京への復帰に際しては、「東京のファン・サポーターのみなさん、このたび、東京に復帰することになりました。僕の心のなかにはずっと青赤の血が流れていたし、いつかはチームに戻って力になりたいと思っていました。この夏、それが実現することになりました。東京のために全力で戦います。この3年半、他のクラブで経験したものを還元できるように頑張ります。成長した姿を見てください。“東京のタマ“をよろしくお願いします」と、FC東京のクラブ広報を通じて意気込みを述べている。
ヴィッセル神戸MF三田、FC東京へ完全移籍 青赤軍団に2015年シーズン以来の復帰
2019/07/17