兵庫「感染拡大特別期」へ 井戸知事が緊急会見 我慢の3連休「特に飲食で注意を」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

兵庫「感染拡大特別期」へ 井戸知事が緊急会見 我慢の3連休「特に飲食で注意を」

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 全国的に感染「第3波」を迎え、過去最多の新規感染者を更新する都道府県が相次ぐ中、3日続けて3ケタの感染者数が確認された兵庫県は「感染拡大特別期」に入った。感染拡大特別期となるのは初めて。兵庫県ではこれまで、直近1週間の1日平均の新規感染者数に応じて感染小康期(1日平均10人未満)から感染拡大期2(同40人以上)の5段階で警戒レベルを設けてきたが、「感染拡大特別期」は判断基準を明確に設けない「例外措置」となる。

井戸敏三・兵庫県知事(2020年11月20日・兵庫県庁)
井戸敏三・兵庫県知事(2020年11月20日・兵庫県庁)

 20日に会見した井戸知事は、警戒レベルを引き上げた理由を「直近1週間の1日平均で90人程度の新規感染者数が1か月間出続けても十分対応できることを前提とした体制をとっているが、その基準(90人)に近くなってきている。『緊急事態宣言』というと規制を伴うイメージが強い。危機感は変わらないが、異なるものだ」と説明。21日からの3連休を前に「感染源は科学的に特定できていないが、飲食の場面が元の元だ」と強調、改めて注意を呼びかけた。

■軽症者対応宿泊療養施設で増床へ

 なお、「自宅療養ゼロ」を掲げる県は、主に軽症者の対応にあたる宿泊療養施設について、現在計画する700室に加えて200~300室程度を追加で拡充する方針を示した。一方、入院病床は650床をめどに増強を図る。また、迅速なPCR検査などで社会施設などでのクラスター対策を強化する。

21日からの3連休、社会活動は特段の制限せず
21日からの3連休、社会活動は特段の制限せず

 県は「人と人との接触を極力避けることは感染防止に効果があるのかも知れないが、経済・社会に与える影響が大きい」(早金孝・防災監)と、外出の自粛や県境をまたぐ移動の自粛など、社会活動の制限は要請しない。

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