兵庫県は20日、 新たに131人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日あたりの新規感染者が100人を超えるのは17日以降4日連続。兵庫県内の感染者は累計で4486人。また、県内に住む90代の女性や80代の男性など合わせて3人が死亡、死者は79人となった。
■直近1週間の1日平均感染者数、初の90人超え
兵庫県内の感染状況は独自の警戒レベルで最大級の「感染拡大特別期」に。20日午前、緊急会見した井戸知事は「直近1週間の1日平均で90人程度の新規感染者数が1か月間出続けても対応できることを前提とした体制をとっている」と説明しているが、午後発表で95.7人と初めて90人を上回った。20日午前0時の時点で、入院病床671に対し入院患者数は346人と、50パーセント以上の病床が埋まっている。
■宍粟市の介護事業所でクラスター発生
県の健康福祉事務所管内では過去最多の57人が感染し、宍粟市の通所介護事業所では8人が感染(職員1人、利用者7人)。計9人が感染するクラスターが発生している。その他、神戸市で37 人、姫路市で15人、西宮市で11人、尼崎市で10人、明石市で1人となっている。