毎週月曜日に放送しているラジオ関西のヴィッセル神戸応援番組『GOGO!ヴィッセル神戸』(18:00-18:30)。15日は、ヴィッセル神戸DF藤谷壮(21)とDF小林友希(18)を迎えて行われた公開収録の模様がオンエアされた。
神戸・ハーバーランドの神戸情報文化ビル(カルメニ)1階にある、ヴィッセル神戸オフィシャルグッズショップハーバーランド店が、2019年7月12日でオープン4周年を迎え、オフィシャルグッズショップの1日店長を藤谷と小林が担当。その記念イベントの1つとして、12日にカルメニ1階のラジオ関西サテライトスタジオで、藤谷と小林を迎えて公開収録が開催され、当日は多くのファン・サポーターが集まった。
今回の公開収録では、若き期待の生え抜き2選手が、ファン・サポーターや番組からの質問に回答。まず、「スタメン出場時、円陣からの(キックオフ前の動作で)ジャンプをしたり、足を高くあげるのは、ルーティーンですか、それとも、ゲンかつぎですか。どういう意味があってやっているのか、教えてください」という質問に、藤谷は「整列しているとき、結構長い時間止まったりしているので、最後に体のチェックといいますか、最後の準備運動という感じでやっています」と答えると、パーソナリティーの林哲也が「見ている人はよく見ていますよね! そうか!」と感心していた。
「プロになって、(これまでと)一番変わったことは何ですか」という問いを受けた小林選手は、「プロになってから本当に時間ができたと感じています。高校生のときには、普段、学校に行って、そのあと、午後、ユース(U-18)の練習があって、もう一日が終わっていましたが、今はチームの練習を2時間くらいやったあとは自由な時間なので、そこの時間の使い方というのは、いろいろ試行錯誤しています」と、プロとしての自主性の大事さを痛感しているよう。また、同じ質問について、藤谷選手は「体重が増えました。ユースのときは筋トレとか全然していなかったのですが、プロになって『これでは当たり負けてしまう』ということで、トレーナーの方にトレーニングメニューとか組んでもらって、食事とか筋トレとかで、体重が増えました」と、プロらしくパワーアップに取り組んだという。「ユースのときに比べて、8kgくらい増えました」という話しには、パーソナリティーの宮川陽香も「それはすごい!」と驚いていた。
そして、「2人の個人的な目標を教えてください」という質問については、「チームでレギュラーになって、チームの勝利に貢献するというのが、近い(身近な)目標。また、僕としては、オリンピックが来年にあるので、それに向けてしっかりアピールして、選ばれるように頑張っていきたいなと思っています」と、藤谷。小林も「僕も、(年齢では)下の世代になりますが、来年の東京五輪(メンバー)へ入っていくために、まずヴィッセル神戸で試合に出られるように努力していきたい」と、2人にとって来年の東京五輪出場は大きな目標の1つであり、そのためにも、ヴィッセルでの活躍が重要になることを認識していた。
公開収録の最後には、「チームはACL(AFCチャンピオンズリーグ)出場圏内(J1リーグ戦3位以内か、天皇杯優勝)を目指して頑張っているので、その勝利に少しでも貢献できるように頑張りたいと思います!」(藤谷)、「今年の初めから『ACL出場(権獲得)』という目標をチーム全体で掲げているなかで、僕自身もその力になれるように、しっかり努力して、試合に出られるようにやっていきたい」(小林)と、今季ここからの意気込みも語った2人。チームにとっても、そして個人としても、さらなる飛躍のためには、この夏場での台頭が待ち望まれるだけに、右サイドを疾走する藤谷選手のスピードに、センターバックの一角で奮闘する小林選手の雄姿に、今後ますます注目していきたいものだ。