医療機器メーカーの山本化学工業(大阪市)は20日、脊柱管狭窄症に特化した体幹ベルトを開発、販売すると発表した。
同社の体幹ベルト「バイオエスペランサ エアロドーム シェイプベルト e-71特別仕様」は、「e-71」という同社が開発した身体の環境を整えるという新素材を採用したもの。身体を常温赤外線で温め、筋肉の緊張を緩和し、体温を正常化することで血液を筋肉、臓器、骨格、手足の隅々まで正常に血液を送ることをサポートする。また、腰痛の悩みを解消するだけでなく、身体全体の骨格と筋肉の使い方を正しくするきっかけを作る『健康増進機器認定ベルト』だという。
このベルトは、「腰」に巻くのではなく「胴体の中心部」に装着。取り外し自在のバンド5本を使い身体に固定するもの。これにより、背骨全体に掛かる負荷を均等に分散させることで、腰椎の部分的負担を軽減。骨格の正しい姿勢を日頃から身体になじませることで、骨格のみならず、すべての筋肉も必要以上に緊張させないことを目的としたものだという。
同社の山本富造社長は記者会見のなかで、「脊柱管狭窄症は日本での患者数が240万人以上と言われている。(この体幹ベルトが)腰でお悩みを持つ多くの方々への身体環境を整える朗報になる」と述べた。