クリスマスに先立ち、12月7日、神戸市中央区の神戸市立みなと保育所(山本利之所長)に“スーツ姿のサンタさん”が現れ、元気な子どもたちにサプライズのクリスマスプレゼントが贈られた。
コロナ禍で、家庭でも保育所でも今までのような動き方や遊び方のできない子どもたちに、「少しでも楽しい保育園生活を送ってもらおう」と、「絵本」がプレゼントされた。この企画を立ち上げたのは、同じ神戸市中央区を本社とする新電力会社「阪神エナジー株式会社」(代表取締役社長:衛藤祐樹)。
同社は兵庫県内をテリトリーに、阪神地域に特化した、地元を元気にするサービスを提供。これまでと変わらぬ品質で、低価格な電気代を実現することにより、地域社会に根差した企業活動を通じて、活気と笑顔にあふれたまちづくりに貢献したいという。具体的には、収益の一部を地域に還元、宣伝費や納税で地域経済に貢献し、地元の雇用創出をマニフェストとした、新進気鋭の会社だ。
そのなかで、「現在、医療の最前線で戦っている病院関係者や、これからの未来を担う子どもたちへ何かできることはないのか」と考え、医療関係者へはマスク4000枚をすでに寄贈。今回、子どもたちに対しては、「外出が難しい状況下、室内で子どもにとって夢のある多くの絵本に触れてもらうことにより、少しでも楽しい保育園生活を送ってもらおう」と、流行の題材だけでなく昔からあるおなじみの作品も取り混ぜて、新品の絵本を43冊、電子体温計3本を寄贈。衛藤祐樹社長は「子どもたちが感性や想像力を伸ばしてもらう一助になればうれしい」と語っていた。
うれしそうに見送ってくれたきりん組・ぞう組の子どもたち、すこし小さなひよこ組、りす組、うさぎ組のちびっこたち。コロナ下の世界を乗り切って育ってほしい。がんばろう子どもたち!
(文:黒川良彦)