兵庫県は16日、新たに135人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者の総数は7682人。直近1週間の1日あたりの感染者数は119.6人と、9日の140.3人をピークに7日続けて減っている。また、過去最多の8人が死亡を確認。神戸市や西宮市などが公表している死者は80歳代以上で、県内の死者総数は125人となった。
加古川健康福祉事務所管内では、酒類を提供し、飲食を伴うカラオケ店で従業員2人・利用客5人、計7人が感染するクラスターが発生。利用客は常連の20人程度で、感染の範囲は限定的だという。県は新たな生活様式として推進する「ひょうごスタイル」で、カラオケを行う場合は仕切りの設置や間隔の確保、マイクの消毒やカバーの装着などを求めているが、このカラオケ店については、対策が不十分だったとしている。
16日午前0時現在で、県内の入院病床は約71%、宿泊病床は約25%が使用されている。県の担当者は、「1週間当たりの患者数が少なくなってきているが、100人を超えているということは、多数の感染者が出ていることに変わりはない。あくまで予断を許さない状況だ」と引き続き感染防止対策に留意するよう呼びかけた。