「試合中に選手が床を拭くのはなぜ?」Vリーグについての質問に回答! | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「試合中に選手が床を拭くのはなぜ?」Vリーグについての質問に回答!

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 女子バレーボールのトップカテゴリー、Vリーグ1部(V1)のヴィクトリーナ姫路応援番組『いいな117ヴィクトリーナ』(ラジオ関西)。12月14日放送回後半では、Vリーグについてのリスナーからの質問に番組パーソナリティーの菅原未来(元ヴィクトリーナ選手、現クラブスタッフ)が答えた。

 リスナーから『床拭き』について、「試合中に選手が床を拭くようになったのは、新型コロナウイルスの影響か?」「そもそもどうして床を拭いているの?」という質問が寄せられた。

 この問いに対し、「選手が拭くようになったのは、新型コロナウイルス感染予防対策のためです。でも自分たちで床拭きをするメリットもあります」と、菅原。「試合の流れを断ち切ったり、ここ1本で切りたいと思っても、タイムアウトを取るタイミングは監督が決める。そういうときに、床拭きのタイミングで選手同士が一瞬の時間で作戦会議をしている。もちろんちゃんと汗を拭いているけど、点を取られた時にそんな場面が見られたら、『いまどんな会話をしているのかな?』と考えてみるのも面白いと思います」と注目ポイントを挙げた。

 また、「ユニホームの名前、苗字の選手と名前の選手で分けてあるのはどうして?」という質問に対しては、「下の名前でも苗字でも、自分の好みで決めている」(菅原)。「(ヴィクトリーナの)櫻井美樹選手がまだ内定選手のとき、シャツネームをローマ字で“MIKI”にしていた。試合を重ねるにつれて、『未来さん、この“MIKI”ってダサくないですか? 私、“SAKURAI”に変えます!』と言って、急遽次の年からシャツネームが“SAKURAI”に変わった。ぜひ今の櫻井選手のユニフォームを見てみてください」と櫻井選手とのエピソードも披露した。

 続いて「チャレンジシステムって何? いつからできたルールなの?」など、チャレンジシステムについての質問にも対応。

 チャレンジシステムとは、審判の判定に対しビデオ判定システムを利用して意義を申し立てること。最近ではテニスや野球でも使われている。

 Vリーグでは2016-2017年シーズンより独自のチャレンジシステムを採用してきたが、FIVB(国際バレーボール連盟)の公式戦や世界各国のリーグ戦をはじめ、90か国以上20種類以上のスポーツで判定補助の実績があるチャレンジシステム『ホークアイ』を採用することで、よりスピーディかつ正確で公正な判定ができるようになった。

 バレーボールではボールのインアウトの判定だったり、相手のブロッカーがボールを触ったかどうかのワンタッチなどで「チャレンジ」が使われることが多い。ただしこのチャレンジシステムが使えるのは、1セット2回までとなっている。成功すれば減ることはないが、失敗すれば使える回数が減っていく。

 菅原は「どうしても人間の目だけでは見切れないところがありますし、両チームにとって公平なジャッジをしてもらえるので、『この1点で流れが変わるかも!』というときには最適なシステムだと思います。使う場面も駆け引きも大事になってきます。そんなところを注目しながら試合を楽しんでほしいと思います」と、チャレンジシステムによるバレーボールの醍醐味を伝えていた。

 Vリーグは年明け1月9日から再開される。ヴィクトリーナ姫路ホームゲームのファンクラブ先行販売については、1月16日と17日のホームゲームは、12月16日午前10時から販売開始。2月6日と7日のホームゲームについては、1月6日午前10時からの販売となる。詳しくはヴィクトリーナ姫路公式ファンクラブサイトを参照。


ラジオ関西『いいな117ヴィクトリーナ』では選手に向けた応援メッセージを大募集! 皆さんからの熱いメッセージを『ヴィックエール』と名付け、番組内で紹介している。ヴィクトリーナ姫路を一緒に盛り上げるため、はがき、または、メールで番組までぜひ送ってほしい。

【はがき】〒650-8580 ラジオ関西『いいな117ヴィクトリーナ』係
【メール】117vic@jocr.jp

菅原未来と佐藤りな
『いいな117ヴィクトリーナ』パーソナリティーの菅原未来と佐藤りな(写真:ラジオ関西)


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いいな117ヴィクトリーナ | ラジオ関西 | 2020/12/14/月 17:35-17:50

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