兵庫県は18日、新たに149人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。6日ぶりに1日当たりの感染者数が200人を下回ったが、会見した井戸敏三知事は「休み明けだと感染者数がかなり減るのが通例。それでもまだ(100人以上の感染が確認された)、と受け止めた方がよい」と厳しい現状認識を示した。
感染者の総数は1万3,958人となり、西宮市で1人が死亡。死者は308人となった。直近1週間の1日あたりの感染者数は245.4人。なお、18日午前0時現在で、入院患者に対応する病床使用率は約78%(うち重症対応は約65%)が使用されている。一方、宿泊病床の使用率は46%。
兵庫では入院調整が826人に増えている。このことに関して井戸知事は、「200~250人を上回る患者が発生する中、入院調整の数が積み上がっていくのは当たり前。しっかりした対応をとらなければならない」と述べ、「例えば『無症状の若者全てを自宅療養』と決めても、その若者が自宅でじっとしているが保証がない。無症状の陽性者が出歩いてスプレッダーになることが考えられるため、自宅療養はしないほうがいい」などとその意義を強調した。