東京五輪組織委「ポスト森」に誰が? 調整能力・人間性重視する声 発言への糾弾、イジメではダメ | ラジトピ ラジオ関西トピックス

東京五輪組織委「ポスト森」に誰が? 調整能力・人間性重視する声 発言への糾弾、イジメではダメ

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 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は、辞任を表明した森喜朗会長の後任を選ぶ「候補者検討委員会」の初会合を16日に東京都内で開き、新会長の選考で求められる資質として「国際的な知名度」や「国際感覚」、「組織運営の調整力」など5項目の観点をまとめた。17日に開かれる2回目の会合で、資質を踏まえた人選を進めている。場合によっては候補者が一本化される可能性もある。

聖火リレー用トーチ〈※日本オリンピックミュージアム 2019年12月20日撮影〉 
聖火リレー用トーチ〈※日本オリンピックミュージアム 2019年12月20日撮影〉 

 検討委は川淵三郎・日本サッカー協会元会長の後任白紙で「密室人事」との批判を受け、選考過程の透明性をアピールする狙いがある。 一連の動きについて街で聞いた。

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「オリンピックは無理なのかやはり延期、あるいは中止なのかなぁと思います。やはり新型コロナウイルスの収束が見込めない中、森さんの発言があって、後任人事も川渕さんの案が白紙になり、ゴタゴタだけがクローズアップされていて、世界が日本で開催してほしいとは思わないんじゃないですか?リーダーシップを取れるだけの人材、物事の筋道を立てて説明できる人がいないのかなあという不安感がよぎります。
 森さんの『女性がたくさん入っている理事会は(会議に)時間がかかる』という発言、 確かに公の場で女性に対しての配慮はなかったと思いますが、言い方も『言葉足らず』、メディアの報じ方も『言葉の切り取り』で、退任表明までの糾弾はイジメに近いものだったような気がします。
 後任の会長は女性・男性というこだわりはないです。人間性重視で、自我を押さない、調和を重視する人がいいので、 検討委員会メンバーになってますが、個人的には室伏広治さん(アテネ五輪陸上ハンマー投げ金メダリスト・スポーツ庁長官)かなあと思います」(神戸市北区・40代会社役員女性)

コロナ収束の見通しは立たず、五輪開催への懸念も

「オリンピックは開催してほしいです。もし川渕さんのままで会長人事が進めば、オリンピック開催は望めなかったでしょう。川渕さんは『無観客は開催の意味がない』と発言(過去にツイート)してましたからね。withコロナでの開催を考えるならば、無観客も選択肢の一つだと思います。後任の会長は、いかに裏方に徹することができるか、調整能力があるかでしょうね」(大阪市中央区・50代自営業)

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2月17日に後任会長が一本化される可能性も 東京オリ・パラは開催まで160日を切った〈※2019年12月20日撮影〉 

 後継の会長候補に浮上している橋本聖子五輪相(56)は周囲に対し、就任に難色を示しているという。一方、JOC(日本オリンピック委員会)の山下泰裕会長(63)を候補に推す声が強まっている。シンクロナイズドスイミング(現・アーティスティックスイミング)の五輪銅メダリスト、小谷実可子氏(54)を候補に挙げる声もある。

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