日本プロバスケットボールリーグ、Bリーグ2部(B2)中地区の西宮ストークスが、5日、東地区の青森ワッツとB2第3節の第1戦に臨んだ。試合は、序盤から攻守ともに優位に立った西宮が91-72で快勝。破竹の開幕5連勝とした。
会場となったのは、加古川市立総合体育館。2018-19シーズンの3月以来となる、加古川開催を待ちわびたブースターが1685人集結。そのときは2戦2勝と相性のいい同アリーナで、ストークスが昨シーズンから続く連勝を11に伸ばした。
先発は、ブラッドリー・ウォルドー、ドゥレイロン・バーンズ、谷直樹、松崎賢人、俊野佳彦の5人。
今季初めてピンクの3rdユニフォームで試合に臨んだ西宮は、第1クオーターを31-15と、青森にダブルスコアの差をつけ快調に滑り出すと、第2クオーターも着実に攻め、50-33と、今季初めて、前半だけで50得点に乗せる。
ハーフタイム明けの第3クオーターも、西宮は攻撃の手を緩めない。バーンズがこのクオーターだけで3本の3ポイントシュートを沈める(失敗なし)など、71-47とリードを広げて最終クオーターへ。
第4クオーターは岸田篤生、内藤健太、土屋アリスター時生の1995年生まれ同級生トリオがフル出場で躍動。パスを積極的に回し、終始自分たちのペースで試合を進めた西宮が、91-72で快勝。開幕5連勝とした。
これまでの4試合はすべて10点差以内の接戦を制しており、二桁得点以上の差をつけての勝利は今シーズン初となった。
西宮の48%の3ポイントシュート成功率は、今季最高。同じく最多の25本のアシストパスを通すなど、自慢の守りに加え、攻撃も好調だった。
チームトップの35分弱にフル稼働したウォルドーが23得点。5本の3ポイントシュートを決めたバーンズが17得点で続いた。10得点と挙げた松崎賢人を含む、3選手が10点以上を記録した。
ベンチ入りした選手全員が出場し、全員が得点を挙げた。試合後、マティアス・フィッシャーHCは、「選手全員が出場したこと、特に若い選手にプレータイムを与えられてよかった。序盤からディフェンスの強度が高かったので、オフェンスのリズムもよくなった。(明日も試合を控えており)今週の我々の仕事は半分しか終わっていない。明日もいいバスケットをしたい」と5日の試合を振り返りながら、翌日の試合へ切り替えていた。
6日も、加古川市立総合体育館で青森ワッツとB2第3節の第2戦を戦う。14時ティップオフ予定。
2019-20 B2リーグ 第5節
10月5日(土)15:00 TIP OFF
西宮ストークス 91-72 青森ワッツ
(31-15、19-18、21-14、20-25)
会場:加古川市立総合体育館
入場者数:1685人