ヴィッセル神戸にまた1人、新たな助っ人がやってくる。3月1日に加入が発表されたのは、ケニア代表FWアユブ・マシカ選手(28)だ。
直近では中国・スーパーリーグの北京人和を経て、昨年の2月から約半年間、イングランド・チャンピオンシップ(2部リーグ)のレディングでプレーしていたストライカーが、このたび、クリムゾンレッドのユニフォームに袖を通すことになった。
ヴィッセル神戸応援ラジオ番組『GOGO!ヴィッセル神戸』(ラジオ関西)で、サッカージャーナリストの河治良幸さんは、マシカ選手について次のようにその特長を語る。
「同じケニア代表のオルンガ選手(現、アル・ドゥハイル/カタール)とはタイプが違う選手で、すごくスピードがある」、「足の回転力がすごい。オルンガ選手はストライド走法だが、マシカ選手はピッチ走法。小回りが利くタイプで、ディフェンスとしては止めにくいだろう」。
ヴィッセルの選手でスピードがあるといえば、エースFW古橋亨梧選手をイメージするが、それ以上に爆発力がありそうなマシカ選手。新40番への期待は高まる。ただし、ブラジル人FWリンコン選手と同様に、緊急事態宣言の影響でまだチームに合流できておらず、連係面やコンディション調整などは、今後の課題となりそう。2021年のスタートで、公式戦2連勝を果たしたヴィッセルだが、今後も過密日程が待ち受けているだけに、新助っ人陣の早期のチーム合流が待たれる。
ちなみに、ヴィッセルのアフリカ出身選手としては、チームをJリーグに導いた元チュニジア代表FWジアード選手(1995-1997に在籍)や、Jリーグ得点王の実績もある元カメルーン代表FWパトリック・エムボマ選手(2004-2005に在籍)がプレーしたほか、柏レイソルや徳島ヴォルティスでも活躍した元コートジボワール代表FWドゥンビア選手が練習生として一時期チームにいた(2006)こともある。
加入時のコメントでも明るそうな人柄が垣間見え、チームのムードメーカーとしての期待もある、マシカ選手。リンコン選手とトモニ、新たな力としてクリムゾンレッドの躍進に貢献し、試合後サポーターともに勝利を祝う姿を期待してやまない。
※ラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸』2021年3月1日放送回より
マシカ選手からサポーターへのメッセージをいただきました!?
— ヴィッセル神戸 (@visselkobe) March 1, 2021
A special message from @masikaayub! ?
See you soon in Kobe!#visselkobe #ヴィッセル神戸 pic.twitter.com/zmw96T0tDs