新型コロナの影響で血液が不足 継続的な献血を 兵庫県赤十字血液センターが呼びかけ | ラジトピ ラジオ関西トピックス

新型コロナの影響で血液が不足 継続的な献血を 兵庫県赤十字血液センターが呼びかけ

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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けている1つが、献血。輸血用血液を安定的に確保するため、毎日約1万3000人の献血協力が必要となっているが、イベントの中止や延期のほか、企業の在宅勤務などの感染防止措置が強化されたことで、最近では予定していた献血会場の実施が困難な状況となっているという。兵庫県でも、日本赤十字社兵庫県赤十字血液センターが献血への継続的な協力を呼び掛けている。

献血状況は、「非常に困っています」という項目が並んでいる(日本赤十字社兵庫県赤十字血液センター ホームページより)
献血状況は、「非常に困っています」という項目が並んでいる(日本赤十字社兵庫県赤十字血液センター ホームページより)

 3月上旬の段階では一時、達成率が78パーセントにまで落ちるなど、献血の深刻な減少があった。そのなかで、白血病と闘っている競泳女子の池江璃花子選手をはじめ、女優の橋本環奈さんら著名人がSNS上で献血への協力を発信。メディアなどでも献血不足が報じられたことも重なり、最近では献血会場に足を運ぶ人も増え、血液の在庫は一時的な回復傾向にあるという。それでも、WHOが「新型コロナウイルスはパンデミックといえる」と警告するなど、感染の終息がなかなか見えないこともあり、予断は許さない状況は続いている。兵庫県赤十字血液センターの担当者は、「輸血用血液の多くは『がん』など、さまざまな病気の治療に日々使われている。継続的な献血におひとりでも多くの方のご協力をお願いしたい」と述べていた。

 なお、兵庫県赤十字血液センターでは、「献血にご協力いただく方が一時期に集中することを避けて、有限で貴重な献血血液を有効に活用するため、献血ルームなどでは可能な限り予約をして献血を受けてほしい」との呼びかけも実施。日本赤十字社献血web会員サービス「ラブラッド」でのウェブ予約(要会員登録)、もしくは、希望する献血ルームへの電話予約で対応している。問い合わせなどの詳細は、日本赤十字社兵庫県赤十字血液センターの公式ホームページ(https://www.bs.jrc.or.jp/kk/hyogo/)に掲載されている。

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