3月7日の夜、コロナ終息祈願と医療従事者への感謝・エールを込めて、神戸港で約5分間、サプライズ花火が打ち上げられた。
これは兵庫県内のロータリークラブが集った「国際ロータリー第2680地区」の2020-21年度地区大会によるもの。午後7時からメリケンパークから放たれ、神戸の空を彩った、サプライズ花火。計画段階から兵庫県警や消防などへの通達を含めて、打ち上げの計画・準備を綿密にかさねて行われたという。
◆特別講演には巨人・桑田真澄投手チーフコーチ補佐も登壇
日本のロータリークラブ創立100周年という節目の年に迎えた「国際ロータリー第2680地区」の2020-21年度地区大会。「次の100(飛躍)年に向けてビジョンを語り、掲げよう」をテーマに、従来とは異なる、オンラインによる生中継配信の形式で開催された。
国際ロータリー会長代理、井戸敏三・兵庫県知事や片山象三・西脇市長による祝辞のビデオメッセージが放映され、その後には特別講演の講師として、15年ぶりにプロ野球・巨人のユニフォームに袖を通した桑田真澄さん(読売ジャイアンツ投手チーフコーチ補佐)が登壇。「コーチ就任前に約束している仕事は受けたい」と、原辰徳監督に了解を取って、会場に駆けつけた桑田さんは、「試練は人を磨く」というテーマのもと、輝かしい実績の陰に幾度となく訪れた「試練」「挫折」そして「挑戦」を語り、その模様も配信された。
この大会を指揮した国際ロータリー第2680地区2020-21年度ガバナーの髙瀬英夫さんは「昨年から今年は未曾有のコロナ禍によっていままでの形が崩されてしまった。今回の大会実現に尽力してくれた方々すべてに感謝したい。おそらく日本のロータリー地区大会で初めての試みであるリモート開催は『何時でも・何処でも・誰でも』参加できる可能性を示してくれた。これからもメンバー全員で力を合わせて困難に立ち向かい、越えて行けると確信している」と述べていた。