兵庫・丹波篠山で丁寧に手摘みされた最高級の黒大豆「川北黒大豆」を使った、丹波篠山黒豆プリンがいま、注目を集めている。製造、販売を行う丹波篠山市の「和み工房」代表者、山本季代子さんに話を聞いた。
丹波篠山で栽培される「丹波黒」と呼ばれる黒大豆は、一般の黒大豆の半分しか収穫できない貴重な豆。その中でも寒暖の差が大きく肥沃な土地である川北地区の黒豆は、まさに最高級品。山本さんの畑で栽培し、すべて手作業で収穫。あま~く、ふっくら炊いた煮豆とプリンの相性が悪いはずがない。
和み工房にあるのは、2種類の丹波篠山黒豆プリン。1つ目は、犬をデザインした『クロちゃんプリン』。「いつも元気! 黒豆カラーの黒柴」というキャッチコピーがつけられたプリンは、川北黒大豆の豆乳と国産の食用竹炭を使い、甘さ控えめの味に仕上げている。
一方、「ちょっぴりおませな白黒カラーの猫」という、猫をデザインした『マメちゃんプリン』は、おなじみの牛乳カスタードプリン。どちらのプリンにも黒大豆の煮豆がたっぷり入っていて、最後まで美味しくいただける。店頭販売は、1個税込450円。営業は火曜から土曜の午前11時から午後5時まで。ネット販売は6個セットで3300円(税込・送料別)。
そんな特徴的なプリンを作る山本さんだが、そもそものきっかけは、ひきこもる若者の就労を支援するために、この事業を立ち上げたこと。企業家を育てるプログラムを受講し、そこでのアドバイスで川北黒大豆がプリンに使えると判断。昨年12月に販売するや、全国から注文が舞い込んでいる。
今後は、ご当地プリンとして丹波篠山をPRできる店舗を目指すと同時に、地域と連携して、ひきこもりの若者が社会復帰するための働く場所にしたいと意欲的。山本さんのチャレンジはまだまだ始まったばかりだ。
和み工房
https://kuromame-purin.com/
住所 丹波篠山市川北503
電話 090-3847-4096
営業時間 火曜~土曜 11:00~17:00