「地域と共に歩む大学」芸術文化観光専門職大学が開校 平田オリザ学長が開学の意義語る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「地域と共に歩む大学」芸術文化観光専門職大学が開校 平田オリザ学長が開学の意義語る

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 日本で初めて芸術文化と観光を専門的に学べる「芸術文化観光専門職大学」が4月1日、兵庫県豊岡市に開学した。初代学長に就任した演出家・劇作家の平田オリザさんが、自身のラジオ番組『平田オリザの舞台は但馬』(ラジオ関西)で改めて開学の意義を語った。

『平田オリザの舞台は但馬』番組パーソナリティーの平田オリザさん(右)と田名部真理さん
『平田オリザの舞台は但馬』番組パーソナリティーの平田オリザさん(右)と田名部真理さん

 4月5日には1回生となる84人が入学式を終え、授業も開始。午後10時までグループワークにも対応する図書館が備えられ、220人収容可能な劇場には大道具・衣装制作が可能な部屋も併設されるなど、国内外でも有数の恵まれた環境の中で、学生らは新生活をスタートした。

芸術文化観光専門職大学
芸術文化観光専門職大学

 学長に就任した平田さんはこれまでを振り返りつつ、同大学への思いを述べる。

「『こんなところに』大学を作って学生は来るのか、教員が来るのかとたびたび質問を受けた。だが、蓋を開けてみれば、コロナ禍で全国的に大学の志願者数が激減するなか、平均7倍前後という異例の倍率となった。しかも『地域貢献したい』という意識の高い学生ばかりだ。教員も『この新設大学に懸けたい』と国公立の現役教授が多く手を挙げてくれた。『こんなところに』という感覚は大人こそ変えていかなくてはいけない」

 大学開学は地方都市において多くの課題解決の切り札ともなり得る。

「大学ができると『受験ツーリズム』という今までになかった宿泊ビジネスも生まれ、直接地域に寄与できると考えている。また、本学は1学年80人だが、そのうち2割が但馬に残るだけでも、相当人口減少対策に寄与するといわれている」

 平田さんは、観光業に携わる人々を含め、地元へ、次のようにお願いしているという。

「僕は学長として全国から優秀な学生を集めて、4年間鍛えて送り出すが、その学生たちが豊岡・但馬に残ってくれるかどうかは、(地域の)皆さん次第。学生らにはたくさんのインターンシップを経験してもらうが、そこが魅力的な場所で『住み続けたい町』と思ってもらえるかどうかは、受け入れ先にもかかっている」


【芸術文化観光専門職大学 公式HP】

※『ラジコ』では放送後1週間はタイムフリーでの聴取が可能。番組では、平田オリザさんが、ともにパーソナリティーを務める田名部真理さんと、これまでの自身の話しや演劇界への思い、移住拠点となっている兵庫・豊岡、但馬地域について、トークを進めていく。

『平田オリザの舞台は但馬』
放送日時:毎週木曜日 13:00~13:25
放送局:ラジオ関西(AM 558khz / FM 91.1mhz)
パーソナリティー:平田オリザ、田名部真理
メール:oriza@jocr.jp

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平田オリザの舞台は但馬 | ラジオ関西 | 2021/04/08/木 13:00-13:25

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

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