フリーアナウンサー・田中大貴(元フジテレビアナウンサー)と林歳彦氏がパーソナリティーを務めるラジオ番組『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』5月17日の放送では、滋賀県守山市出身の元Jリーガー村田和哉さんがゲスト出演。現役時代からの夢である「滋賀にJリーグクラブをつくる」という壮大な目標について熱く語った。
滋賀県立野洲高校、大阪体育大学を経て、2011年にセレッソ大阪でプロ入り。スピードをいかしたサイドからの突破を持ち味として、セレッソをはじめ、清水エスパルス、柏レイソル、アビスパ福岡、レノファ山口FCの5クラブで活躍した、村田さん。今年2月、現役生活に終止符を打つと、クラブ創設に向けて本格的に活動するため、自身のキャッチフレーズを社名に掲げた「株式会社人生最幸」を設立した。
野洲高校といえば2005年度の第84回全国高校サッカー選手権大会で、乾貴士選手(現、エイバル/スペイン)や楠神順平選手(現、南葛飾SC)らを擁して、華麗なプレースタイルで魅せる「セクシーフットボール」で旋風を巻き起こし、日本一に輝いたことでも有名。乾選手と同学年の村田さんは、第85回大会で全国の舞台を踏んでいる。
当時の山本佳司監督からは「高校サッカーは通過点。どうやってプロの世界に行くかが大事」と薫陶を受け、大きく影響を受けたという。「上手くなってやろう。大学へ行って5パーセントの確率だとしても『プロの世界』を目指そう」という強い気持ちが、大学2年時の総理大臣杯全国制覇につながり、Jリーグへの道を開いた。
現役時代からイベントにも積極的に参加し、サッカー教室をやらせてほしいと小学校に直接交渉したことも度々。「Jリーグを作るって言っていましたよね? 3年後に僕も入れてください!」とコンビニで声をかけてきた中学生は、かつてサッカー教室で村田さんの指導を受けた生徒だったというエピソードも明かした。
今後については「まず自分の志に響いてくれる仲間やパートナーを集め、将来、滋賀県の皆さんに活力や元気、夢、希望、ワクワクを届けて『恩返し』したい」とコメント。Jクラブ未開の地、地元・滋賀での挑戦を始めた“スピードスター”村田さんが、「人生最幸」の思いとともに、「滋賀にJリーグクラブをつくる」夢に向かって歩みを進める。