劇作家・演出家の平田オリザさんが自身のラジオ冠番組『平田オリザの舞台は但馬』(ラジオ関西)で、現在の居住地でもある兵庫県但馬地方のおすすめグルメを紹介した。
平田さんが話題にしたのは兵庫県豊岡市但東町の「たまごかけごはん但熊(たんくま)」。多いときには2時間待ちにもなるという、県外からの観光客もつめかける人気店で、たまごかけごはんが絶品だという。また、隣にある「弐番館」のロールケーキもおすすめとのこと。「カステラなど他のスイーツもおいしいんですが、私がロールケーキ、大好きで(笑)。素材の良さを生かしたスポンジケーキと生クリームが絶妙で食べ飽きない味。差し入れでいただくと劇団員みんな喜んでいますよ」(平田さん)。
ともに番組パーソナリティーを務める田名部真理さんが、「豊岡演劇祭にあわせて訪れてみたい」といえば、平田さんは「但東町は絹織物の産地。谷ごとに由緒正しい文化を継承されています。棚田も美しいし、シルク温泉といういい温泉もある。豊岡演劇祭では但東町で農村歌舞伎を観ていただけるプログラムも検討中ですし、ぜひ訪れてみてほしい」と但東町の魅力を伝えていた。
一方、田名部さんは唐辛子を発酵させて作った辛味調味料(唐辛子醗酵調味料)『唐三(からぞう)』(株式会社奥但馬)をプレゼン。原材料は米麹・丸大豆醤油・赤唐辛子といたってシンプルだが、「但馬のこだわり」が詰まっているという。
原材料のうち、米麹は香美町産の美方米。また、丸大豆醤油は、昔ながらの素材・製法にこだわった大徳醤油(養父市)のもので、天然無添加淡口醤油に使用されている丸大豆は「コウノトリ大豆」だ。赤唐辛子は、香美町小代村の標高500メートルの棚田で栽培されている、通称「天空の唐辛子」とよばれる在来種。これらを3年かけて発酵、熟成して、すべて手作業で、辛味調味料に仕上げる。「無調整原液」、梅酢・梅の実を加えた「淡辛(たんから)」、原液に生唐辛子をプラスした「大辛口」の3種類があり、試食した平田さんも「からすぎず、お鍋にも、たまごかけごはんにも、なんでも合う!」と絶賛していた。
【「たまごかけごはん但熊(たんくま)」】
【『唐三(からぞう)』(株式会社奥但馬)】
※『ラジコ』では放送後1週間はタイムフリーでの聴取が可能。番組では、平田オリザさんが、ともにパーソナリティーを務める田名部真理さんと、これまでの自身の話しや演劇界への思い、移住拠点となっている兵庫・豊岡、但馬地域について、トークを進めていく。
『平田オリザの舞台は但馬』
放送日時:毎週木曜日 13:00~13:25
放送局:ラジオ関西(AM 558khz / FM 91.1mhz)
パーソナリティー:平田オリザ、田名部真理
メール:oriza@jocr.jp