6月は牛乳月間。暑くなる時期に試してほしいという牛乳アレンジが今、紹介されている。それは果物「レモン」と牛乳のマッチングだ。
牛乳には、普段不足しがちなカルシウムなどのミネラルやビタミンB群も豊富に含まれているが、カルシウムは体内への吸収率が高くないミネラルで、牛乳を飲んでも含有量の約40パーセントしか体内には吸収されないといわれる。
そこで注目されているのが、カルシウムなどのミネラルの吸収を促進する「キレート作用」。「キレート」とはギリシャ語で「カニのはさみ」という意味で、カルシウムを溶けやすい形に変えるはたらきを意味している。この「キレート作用」のあるクエン酸を多く含んでいるのが、レモンだという。
一般社団法人日本乳業協会の管理栄養士・大迫さんによると、牛乳とレモンを組み合わせた「とろ~りミルクレモン」の作り方は、とてもシンプル。コップ1杯、200ミリリットルの牛乳に、レモン汁を大さじ1ほど混ぜると、少しトロっとしてくるので、そこにシロップを混ぜて甘くして完成。ヨーグルトのような香りがするドリンクは、さわやかで、レモンの味もほのかに香り、とてもすっきりして飲みやすくおいしいという。大迫さんは「夏の暑い日にぜひ試してみてください」と話していた。
牛乳の楽しみ方については、ミルクジャパン(MILK JAPAN)公式ホームページに掲載されている。
※牛乳や、酪農・乳業の仕事への関心を高めようと、国連食糧農業機関(FAO)が、6月1日を「世界牛乳の日(World Milk Day)」と定めている。これにちなんで日本でも、2007(平成19)年から毎年6月1日を「牛乳の日」、6月を「牛乳月間」としている。
【「MILK JAPAN」公式HP】
※なお、ラジオ関西では「近畿生乳連present world milk month アンケート」が実施されている。アンケート回答者のなかから抽選で5人に、「MILK JAPANグッズ」6点セットがプレゼントされる。アンケート締め切りは2021年6月30日。詳細はラジオ関西ホームページ内の特設サイトまで。