新型コロナワクチンの職域接種が6月21日から始まる。企業や大学による申請は、6月8日から首相官邸ホームページに設ける専用フォームで受け付ける予定だが、医師や運営スタッフ、接種会場などは企業等自らが確保し、市町のワクチン接種事業に影響を与えないことや、最低2000回(1000人×2回接種)程度の接種を行うことなどが基本とされている。
兵庫県としても、専用相談電話相談窓口の設置や医療従事者確保の協力などの支援を行う方向で検討しており、近く発表する。
兵庫県豊岡市の「城崎温泉旅館協同組合」も、加盟する宿泊施設の従業員約800人を対象に、新型コロナウイルスワクチンの職場接種を実施する。
組合によると、対象は現在営業しているホテルや旅館計77施設の従業員ら。組合は米モデルナ製のワクチンを提供するよう国に申請しており、届き次第、接種を始める。ワクチンの打ち手は地元の開業医が務める予定。接接にはモデルナ社製のワクチンを使用し、会場は「城崎国際アートセンター」など4か所を候補に調整を進めているという。