兵庫県姫路市の県立高校で15日、「生徒が刃物で切られた」と教員から119番通報があった。兵庫県警・飾磨署によると、1年の男子生徒(15)が教室内で同級生の男子生徒(15)にナイフで切り付けられ重傷、加害者の生徒は逃走した。被害者の男子生徒は命に別条はない。
消防から連絡を受けた飾磨署は緊急配備を敷き、署員らが現場から南西約800メートル離れた路上で自転車に乗った男子生徒を発見、リュックサックから凶器とみられるナイフを押収、殺人未遂の現行犯で逮捕した。「殺そうと思って切り付けた」と容疑を認めているという。
男子生徒は同級生の男子の顔や首、頭などを果物ナイフ(刃渡り約10センチ)で切り付け、殺害しようとした疑い。当時は放課後の時間帯で、被害者の同級生は、隣の部屋にいた教師に助けを求めたという。飾磨署は生徒どうしが何らかのトラブルになったとみて、経緯を調べている。学校側は「現在、情報を整理しており、警察の捜査に全面的に協力する」とコメントした。