阪神尼崎で愛されて60年 秘伝のポン酢と新メニューで新境地を切り開く ふぐ料理専門店 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

阪神尼崎で愛されて60年 秘伝のポン酢と新メニューで新境地を切り開く ふぐ料理専門店

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 阪神尼崎駅から徒歩5分、ふぐのコース料理を楽しめるふぐ料理専門店『ぼて』(尼崎市神田北通)。今年で60周年を迎える同店は、もともと阪神尼崎駅の高架下で先代の会長が寿司店を経営したのがはじまりだという。ある時、秘伝のポン酢をふぐと一緒に売り出したところ大ヒット。これをきっかけにふぐ専門店として開業し、今に至る。

 代表の戸田幸三さんは三代目にあたり、ふぐ一本で25年務めてきた職人だ。「地域密着型なのでお客様に助けていただきながら、また国の支援をいただきながら、コロナを脱却したときには、これまで以上に今の尼崎のお客様にご恩をお返しできるように、なんとか踏ん張って営業をさせていただいている」と現状を語る。

 同店は、緊急事態宣言下でアルコールを出せない状況にあった。その際は、「テイクアウトとノンアルコールビールなどで営業させていただいた」と話すのは、店長の林田敬亮さん。店内では新型コロナウイルス感染症対策として席数を減らし、入店人数も制限。アクリル板などで客同士の間隔をあけるなど、「安心して食べられるように」と様々な対策を行っている。

 夜だけでなく昼も営業している同店。ランチには鶏料理も並ぶなど、15年ほど同じメニューを提供。林田店長はファミリー層などの新たな客層向けに、新メニューも検討しているとのこと。「まだ試作段階ですが、海鮮を(ふぐと)一緒に焼いたり、カニとふぐをミックスさせたり、ふぐと鳥のしゃぶしゃぶなど、ランチで受けのいい料理をふぐとコラボさせて提供できればと考えています」。

ふぐ料理専門店『ぼて』代表の戸田幸三さん
ふぐ料理専門店『ぼて』店長の林田敬亮さん

「地域密着型でお客様に楽しんでいただけるお店作り」を目指すという、戸田代表。「たとえコロナが終息したとしても、忘年会などを自粛する会社は多いだろうと考え、“withコロナ”に対応するためには、ファミリー層などの新しい層に転換しけなければならない」と、先を見据える。「それでもやっぱり飲食したいという方に対して、しっかりと私どもは食というもので貢献できるように店長と考えていく」と前を向いていた。

※ラジオ関西「こうべしんきん三上公也の企業訪問」2021年6月22日放送回より


※ふぐ料理専門店『ぼて』でコース料理を頼んだ際に、「ラジオ関西の放送を聴いたよ」という方には、ワンドリンクサービス(緊急事態宣言解除下であればお酒も可)を7月末まで提供するとのこと。

【公式HP】


【放送音声】

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三上公也の朝は恋人 (3) | ラジオ関西 | 2021/06/22/火 09:00-10:00

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

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