兵庫県は24日、県内で新たに17人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者数が20人を下回る回るのは3日ぶりで、感染者の総数は4万797人になった。自治体別では、神戸市=11人、西宮市=1人、県健康福祉事務所管内=5人。直近1週間の新規感染者数は、人口10万人当たり2.79人で、1日当たりでは42日連続の減少となる21.9人。
県は、クラスター(感染者集団)が発生している加東健康福祉事務所管内(西脇市、三木市、小野市、加西市、加東市、多可町)にある工場で、新たに30代の女性職員が1人感染したとを発表した。計10人の職員が感染するクラスターが継続している。同事業所内にはクラスターとの関係性が確認できない陽性者(10~50代の男女)がまだ19人いるといい、県が調査を進めている。
また、県は感染患者3人の死亡を発表、総数は1278人になった。24日午前0時現在で、県内の医療機関などにおける病床使用率は14.9%。このうち重症対応の病床使用率は19.8%と、政府の分科会の指標におけるステージ4(20%以上)を脱却した。県は、まん延防止等重点措置下における行動制限の解除基準を、①直近1週間平均の新規感染者数が15.6人以下②重症病床使用率が20%未満、の両方を7日間続けることと定めており、②の要件を初めて満たした。