神戸市は30日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今年5月に予定されていた「第50回神戸まつり」の開催を1年延期することを明らかにした。神戸まつりが開催されないのは、阪神・淡路大震災が起こった1995年以来、2度目。
神戸まつりは、1971年から毎年開催されている市民参画型のおまつりで、毎年、神戸・三宮を中心に、ステージイベントやパレードが繰り広げられ、初夏の港町を盛り上げてきた。
今年は5月16日と17日に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染が世界規模で広がっている状況を受け、約100万人を見込む来場者の安全確保が難しいとして、来年度への延期を決めたという。
神戸市の久元喜造市長は「相当な混雑が想定されるので、開催延期はやむを得ない」とコメント。また神戸市婦人団体協議会理事の森田祐子さんは「必要な措置。いまは世界で気持ちを一つにして収束に持っていくことが何より大切なことだと思う」と強調した。(ラジオ関西ニュース)