新型コロナウイルスの治療や看護にあたる医療関係者へ感謝の気持ちを込め、子どもたちが作った「人権のツリー」が30日、神戸市長田区の神戸市立医療センター西市民病院に贈られました。
これは神戸地方法務局や神戸人権擁護委員協議会が、コロナ禍で繁華街での啓発活動がむずかしいことから、葉っぱや木の実に見立てた色とりどりのカードを用意して子どもたちにメッセージを書いてもらうプロジェクトです。
今回は、神戸市兵庫区にある湊川児童館で小学生およそ50人が「人を助けてくれてありがとう」や「お仕事がんばってください」などのメッセージを書いて大きなシートに貼り、2メートル四方の“ツリー”が2枚できあがりました。
受け取った神戸市立医療センター西市民病院院長の有井滋樹さんは、「子どもたちが私たち医療者に気持ちを寄せてくれているのがうれしいです。次の波が来ても仕事を頑張ろうと勇気を与えられます。みんなそれぞれに思いがこもっていて、あたたかい励ましをいただきました。すべてが貴重なメッセージです」と話しました。
人権のツリーは、病院の職員が通ることの多い『講義室』近くの壁に飾られるということです。
(ラジオ関西ニュース)