昔ながらのベビーカステラを本格スイーツにアレンジした、テイクアウト専門店「i.b&d(アイビーアンドディー)」が9月14日、神戸・新長田に移転オープンした。
この「i.b&d」、もともとは神戸・南京町にあったお店。トレードマークは、愛らしいリス。お店に入ると、まず天井の鮮やかなパステルピンクが目に飛び込む。商品棚はスカイブルー。そして壁にはベビーカステラを頬張るかわいらしいリスのイラストが所狭しと描かれている。この時点で、もう「とってもかわいい!」 期待が高まる。
お祭りの屋台でよく見かけるこのベビーカステラ、鈴焼き、ちんちん焼きとも言われるが、実はこれ、兵庫県が発祥と言われている。
ベビーカステラは、懐かしい形と味わいだが、この「ib&d」では、プレーン、抹茶、チョコの3つの味が楽しめる。
カステラを主役に、様々な具材で彩ったパフェ。見た目が可愛い! 高さ15センチ程度のプラスチック製のカップに、8個ほど、ベビーカステラが詰まっていて、そこに生クリームが注がれている。手に持ってみると、案外ずっしりと重い。しかもベビーカステラが焼き立てだから、ほんのり温かいのもうれしい誤算だ。
焼きたてのベビーカステラが、すごい。フォークが刺さらない。それぐらいふわっふわ。あきらめて、すくって、口に入れてかむ。最初は「ふわっ」。そして、すぐにもちっがやってくる。バターの香りがよくたっている。これは新食感。最初は柔らかいのに、かめばかむほど、もちもち食感に。口の中で変化を感じられて、笑っちゃうくらい楽しい美味しさだ。
ベリーソースで食してみたが、絶妙な酸味。オリジナルだからこそ出せる味といえよう。
美味しさの秘訣は、素材へのこだわりと徹底的な研究。小麦、卵は、すべて兵庫県産。余計なものは加えない。子どもからお年寄りまで、安心して食べてほしいというコンセプトのもと素材にはこだわっているとのこと。そして、「ベビーカステラ研究所」なるものを設立。現役のパティシエや、子育てをする20~30歳代のママさんたち、さらには10人以上の子どもたちが膝を合わせて、ああでもない、こうでもないと議論しながら、1年以上かけて研究しているとか。
「ふわ」、「もち」の触感を楽しんでもらうため、サイズにもこだわっているのも驚きだ。
【商品ラインナップ】
●エイコーンパフェ(プレーン、抹茶、チョコ)850円
●エイコーンクリームディップ(プレーン、抹茶、チョコ)各650円
● テイクアウト 20個入600円
その他、ベビーカステラが乗ったソフトクリームや、大粒の黒糖ブラックタピオカのドリンクなどサイドメニューも豊富だ。新長田駅を降りて、南へ徒歩7分。商業施設「アスタくにづか」の1階にある、テイクアウト専門店「i.b&d」。かなり遠くまで、美味しい匂いがしてくるので、それでお店がわかるかも!?
【店舗情報】
i.b&d(アイビーアンドディー)
兵庫県神戸市長田区久保町5-1-1 アスタくにづか3番館 1F
ホームページ https://www.ibdkobe.com/
公式アカウント https://www.instagram.com/i.bd_babycastella/