「お菓子のデパート よしや」を展開している株式会社吉寿屋(本社:大阪府摂津市)が、マスクケースのデザインをより多くの人々にとって身近な存在として感じてほしいと、「マスクケース デザインコンペティション 2021」を開催。その最優秀賞に宮城県の高校3年生の作品が選ばれた。
「日本を元気にするデーPROJECT」の一環として、“デザインの力で日本を元気にする”をコンセプトに行われた「マスクケースデザインコンペティション2021」。30歳以下の若い世代を対象に作品を募ったなか、全国25都道府県から408点の応募作品が集まった。
吉寿屋をはじめ、このコンテストに協力した大阪芸術大学や応援企業による審査の結果、最優秀賞を受賞したのは、高校3年生の礒部光優さん。このほど、あべのハルカス24階の大阪芸術大学スカイキャンパスで授賞式に臨み、感染症対策が施された会場には親子で参加した。
高校2年の時からデザインに興味を持ち、かねてからこのようなコンテストに応募してみたかったという磯部さんは、「日本や世界がこんな時期(コロナ禍)なので、普通のものよりもクスッと笑えるユニークなデザインを考えてみた。今後は大学に進学して卒業後パッケージデザインを手掛ける仕事に就きたい」と思いを語っていた。当日の授賞式には生徒の高校の教員もオンラインで参加。コロナで学ぶ機会が減っている学校にとっても貴重な機会になった。
授賞式では、同コンテストの審査委員長で大阪芸術大学デザイン学科長の高橋善丸さん、審査副委員長でOLLDESIGN株式会社代表取締役の大西良典さんが全体の講評を実施。応募作品のレベルの高さ、作者の思いなどが伝わってきたと感想を述べていた。
また、このコンテストを発案し、企画・運営・主催を手掛けた株式会社吉寿屋の神吉一寿社長は「これからの社会は若い世代がいかに元気よく前を向き上を向いて歩いてくれるか、笑いながら生きてくれるかが大事。今回の試みは若いデザイナーの卵たちの大きな励みになってくれればうれしい。これからも次々と新しい取り組みを展開したい。みんなで頑張りましょう!!」と、今回のコンテストに関わった人々に感謝していた。