兵庫県と神戸市は15日、新たに計8人がデルタ株(インドで初めて確認された変異ウイルス)などに見られる「L452R変異ウイルス」に感染したと発表した。県内でデルタ株に感染した人は計63人(うち神戸市20人)になった。
県は神戸市を除き、6月28日~7月4日の1週間で、新たに4人がデルタ株に感染したと発表。4人は30~50代の男性で、いずれも海外への渡航歴や滞在歴はなく、相互の関わりはなかった。これまでのデルタ株の陽性患者との接触があったかどうかも不明で、感染経路はわかっていない。うち30代の男性には濃厚接触者が4人いて、いずれも新型コロナウイルスの陽性がわかっており、県がデルタ株かどうかを調べている。50代の男性は関東地方に滞在していたというが、関係性は不明。また、神戸市は7月5日~12日の間に4人が陽性となったと発表。検査数に対する陽性率は約11%で、前週を下回った。