大阪や名古屋など全国12か所の中央郵便局で29日、東京五輪でメダルを獲得した日本代表選手の記念切手 「東京2020大会日本代表選手 メダリスト公式フレーム切手」 の販売がスタート。日本郵便は今後もパラリンピックを含め、大会期間中に選手や団体への許可を得たうえで、メダル獲得のたびに順次追加する。
東京中央郵便局では26日から先行販売され、初日は日本勢初の金メダルを獲得した柔道男子60キロ級・高藤直寿と銀メダルを獲得した渡名喜風南(となきふうな)選手の切手を用意。 その後、新競技のスケートボードで金メダルを獲得した堀米雄斗選手や、柔道で史上初のきょうだい(兄妹)同日金メダル獲得の阿部一二三選手・詩選手らのフレーム切手も登場。
東京五輪では関西勢の活躍が著しい。29日、販売が始まった大阪中央郵便局(大阪市北区梅田)には、神戸市出身の阿部兄妹や、日本競泳女子史上初の2冠、滋賀・彦根市出身の大橋悠依選手らのフレーム切手シートを買い求める人々が訪れた。
「神戸から来ました。(阿部)詩ちゃん、お兄ちゃんと一緒に本当によく頑張ったね。5歳の孫娘が最近、柔道を習い始めたので、将来は詩ちゃんのようにたくましい女性になってほしいです」(神戸市須磨区・50代女性)
「阿部兄妹と大橋選手、堀米選手のフレーム切手シートを買いました。ポストカードとシールもついてお得感が満載です。コロナ禍の東京五輪、さまざまな懸念もありますが、若手アスリートは本当に頑張っていますね。日本勢のメダル、自国開催はメダルの大きな押し上げになりますから、金銀銅合わせて、一気に70個は達成してほしいです。それぐらいの勢いがあります」(奈良県生駒市・40代男性)
「メダルを獲得してすぐにこうして販売されたのにびっくりしました。お兄ちゃん(一二三選手)が、妹(詩選手)の金メダル直後の試合、負けられないプレッシャーは相当なものだったと思います。無観客の東京五輪、海外で開催されているような感じで、はじめは遠い存在だと思いましたが、実際に始まると、純粋に選手の活躍が嬉しくて、たくさんのメダルを取られているのに感動しました。ただ全国的にコロナ感染者が急増していますし、もちろんこの夏は自宅での観戦、応援です」(大阪府茨木市・20代女性)