兵庫県は6日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、感染者が発生していない但馬地域の県立学校は8日に開始し、それ以外は19日まで臨時休業することを決めた。3日と4日に予定されていた入学式・始業式はいずれも8日に簡素化した形で実施する。
3月30日以降、50人以上感染者数が増えている第1・2学区(神戸・淡路、阪神・丹波)では週1日、増加が10人程度の第3・4学区(東播磨・北播磨、中播磨・西播磨)では週2日の登校日を設定。その際は通勤時間帯を避け登校し、授業は行わない。これらの登校日に限り部活動は1日2時間まで認めるが、試合や合宿は禁止。
井戸敏三知事は会見で、臨時休校の期間を19日までに設定した根拠について「ずっと休みが続き学校の管理、子どもの生活環境などに問題が出てきている。2週間に区切りをつけて対応するのが望ましいのではないか」と説明した。またSNSなどインターネット上で高校生が臨時休業の延長を求める署名活動を展開していることについて「今回の判断に影響は与えていない」とした。
なお緊急事態宣言が出た場合は改めて検討する。