兵庫県姫路市の魅力を国内外に積極的に発信する「姫路ふるさと大使」に、2020年の日本レコード大賞・新人賞に輝いた人気ロックバンド「Novelbright」(ノーベルブライト)のボーカル、竹中雄大(25=同市出身)が新たに任命された。竹中は「“兵庫出身”と言う前に、“姫路出身”と言っている」などと地元愛を語り、「念願かなって観光大使になれた。今まで以上に、姫路の魅力を発信していきたい」と意気込みを語った。同市の大使は226人目(1団体)。
2日の午後に姫路市役所を訪れ、バンドメンバーのねぎ(25=三田市出身)とともに清元秀泰市長から委嘱状を受け取った竹中。「今日、市長に言おうと思っていたことがあって」と切り出すと、「バンド主催のフェスは、いろいろなアーティストが、いろいろな土地でやっている。2~3年後に、姫路で5万人規模のフェスを2日間でやりたい。姫路市にも協力してほしい」と直談判。
清元市長は「本当にありがたい。1994年に、ディオンヌ・ワーウィックやレイ・チャールズを姫路城に呼んでコンサートをやったこともある(※姫路城が世界文化遺産に認定されたことを記念して実施された『SAVE THE WORLD HERITAGE CONCERT』のこと)。できないことはない」と期待を寄せた。
一方、「CDのジャケットに姫路城、とか、天守閣で日の出を見ながらプロモーションビデオを撮る、などはどうか」と清元市長から提案された竹中は、「まずは曲を考えないとな(笑)。でも、誰でもできることではないでしょうから、ぜひよろしくお願いします」と笑顔で応じた。
また、姫路での思い出を問われた竹中は、「行きつけと言うほどでもないかもしれませんが……『ずんどう屋』(姫路市を中心に展開するラーメンチェーン)にはよく行きました。こってりとしたラーメンは(酷使する)のどにもいいんですよ」と、持論も披露していた。
なお、Novelbrightは3日、1日にオープンしたアクリエひめじ(姫路市文化コンベンションセンター)の大ホールで、単独ライブ『Novelbright 姫路凱旋ワンマン~ごじゃええ日にしょーか~』を成功させた。