女子サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサを応援するラジオ番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)。9月20日放送回では、INAC神戸がWEリーグの理念推進活動として行った「WE ACTION DAY」の模様を伝えた。
WEリーグの第2節では試合がなく、理念推進日「WE ACTION DAY」となっていたINAC神戸。練習拠点とする神戸市の六甲アイランドで、19日、「WE ACTION DAY『INACファミリー六甲アイランドクリーンアップ大作戦』」と題して、地域住民とともに清掃活動を行った。当日は開幕戦に出場したトップチームだけでなく、アカデミーを含めた全カテゴリーの選手とスタッフが参加し、地域住民の団体「六甲アイランドを美しい街にする会」の親子らとともに、約1時間にわたって街なかのごみを拾い集めた。
番組パーソナリティーの近藤岳登(元Jリーガー)は、「自分も(子どものとき)Jリーガーにしゃべりかけてもらって、ああいう大人になりたいと思ったもの。会ったら身近で感じられる、実際にしゃべれる、親近感がわくし、プラス、『私もこうなりたい』と思う。選手と子どもたちが一緒に何かできるというのは本当に大きいこと」と、活動の意義を強調。同パーソナリティーの赤﨑夏実もうなずいていた。
また、番組では、「WE ACTION DAY」後にメディア対応したDF羽座妃粋(はざ・ひすい)選手のコメントを紹介。
そのなかで、「私も(スペインから)久々に日本に帰ってきたなか、いろんな人や年輩の方、自分の祖母もそうですが、すごく応援してくれています。普段から感謝の気持ちを持っているのはもちろんですが、そういった方々にサッカーで活躍したり、このように様々な地域の活動に参加することで、感謝の気持ちを今後も伝えていきたい」と家族や周囲への感謝を述べた羽座選手。「無失点含めて(守備でチームの)信頼を得る(プレー)というのを心掛けていきたい」「地域やいろんなファンの人、子どもたちとの距離も近くなるような、憧れだったり尊敬されるような人として振るまっていきたい」と、背番号15は女子プロサッカー選手として先を見据えていた。
この背番号15の話を受けて、「(スペインから)帰ってきた時点で、もう(何をすべきかということを)“得てる”のよ! それでも、そうやって真摯に受け止めて、いろんなことを前向きにとらえて、今回の清掃活動なども行ったうえで、しっかりしたコメントが言えるというのは、なかなかないよ」と近藤は経験豊富な羽座選手を称えていた。