本来とは違う使い方で新事業展開 ヒントはフォトスタジオから 「これウチで全然できるやん」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

本来とは違う使い方で新事業展開 ヒントはフォトスタジオから 「これウチで全然できるやん」

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 9月2日と3日に神戸国際展示場で行われた『国際フロンティア産業メッセ2021』。その西日本最大級の産業総合展示会と同時開催されたのが、「こうべしんきん ビジネスメッセ 2021」だ。今回、ブース出展社のなかから、「Happy Feeling」(本社:神戸市西区平野町)より、同ブランドの取り組みを聞いた。

 工業用製品などに使用されるアクリル銘板をはじめ、アクリルパーテーションやノベルティ、オリジナルシールなどをアルバム用へと個人向けに製造・販売している「Happy Feeling」。

「自分たちの思い出を形にしたいなという部分で2年前から始め、この展示会をきっかけに本格的に動き出したい」と話すのは代表取締役社長の竹内良和さん。

「Happy Feeling」(日本計装株式会社)・代表取締役社長の竹内良和さん

 もともと竹内さんの娘が成人式でフォトスタジオへ撮影に行った際、たまたま置いてあったフォトキューブ(写真を立体的に映し出すフレーム)を見て「これウチの(技術)で全然できるやん」と思ったのが立ち上げのきっかけになったという。

 本来は工業製品として制御盤や配電盤に必ずついている銘板を作るための機械を、同社では有効活用。UVプリンターで製作するフォトキューブだけでなく、レザー加工機では彫刻を作るなど、多種多様だ。現在では結婚式のウェルカムスペースや定年退職する方への記念品などの依頼も受けている。「お子さんがいる方のなかには、50センチ角のキューブを誕生日ごとに作って、『ピラミッドみたいに並べたらこれええよな』という人もいましたね」。

 竹内さんは「本業とは副次的になってしまうが、機械の使い方によってはいろんな方向に使っていけるのかなと気づかされた」と述べ、新事業に意欲を燃やしていた。


※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2021年9月21日放送回より


【放送音声】

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