ヴィッセル神戸などで活躍した元Jリーガーで、現在はタレント・ラジオパーソナリティーとして活動する近藤岳登が、2試合連続得点を決めたINAC神戸レオネッサMF伊藤美紀選手のシュートを熱く解説した。
WEリーグ第3節のジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦に続き、10月2日の同第4節AC長野パルセイロ・レディース戦でもゴールを決めた、「イトキン」こと、INAC神戸の伊藤選手。そのゴールシーンについて、ラジオ番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)10月4日放送回の最後に「時間ある限り言わせてほしい!」と名乗り出た近藤。前週にも伊藤選手のゴールにスポットライトを当てていたが、そのとき以上の熱を持って、長野L戦でのシュート技術の高さを絶賛する。
「伊藤美紀選手の素晴らしいゴール、ハイライト動画などで見返してみてください! まずね、ファーストコントロールが抜群! 体を少しゴールに向けた状態で、『右足で次シュート打てるぞ』というところにちゃんと止めている。相手がその時点で『どっちにも打たれる、パスも出される』となる向きにコントロールしたから、俺はまずそこで『勝った』と思えた」
「そのあと、相手が寄せてきたから、右にスライドしつつ、何回も何回もシュートを打てるタイミングがあってモーションも入っているのよ。それに対して、(止めるために)相手DFは絶対に足を出さないといけない。でも、伊藤美紀選手の選択肢としては、巻きのシュートも、相手の股の下を通してのシュートも、今回のゴール決めた形のシュートの選択もあったという、もう完全にイニシアチブをファーストコントロールで取れたの。それをもう1回見てほしい! もう習慣になっているのよ、ファーストコントロールが!」
そして、「俺は絶対そんなことできなかった、ゴール前あわてて……」と、自身のJリーガー時代を振り返りながら、伊藤選手のゴールシーンにおけるコントロールの妙に着目していた。
伊藤選手の3試合連続ゴールにも期待がかかるINAC神戸の次戦は、10月10日(日)、日テレ・東京ヴェルディベレーザとホームのノエビアスタジアムで対戦。キックオフは午後1時。