お寿司を通じてSDGsへの関心を高めようと、回転ずし大手の「くら寿司」が、きょう1日、明石市の小学校で出前授業を行いました。
これは食育への取り組みとして、くら寿司が漁業や食の現状を子どもに伝えるプロジェクトで、全国で初めて、明石市の神戸大学附属小学校で行われたものです。
きょうの授業では、5年生あわせて63人が回転ずしの体験ゲームなどを通じて水産資源について理解を深めました。
くら寿司の黒見繭さんは、ウツボなど水揚げしても食卓へ届かない『低利用魚』や時間が経って鮮度が落ちた寿司が捨てられる『食品ロス』を説明し、「解決する方法をいっしょに考えよう」と呼びかけました。
およそ90分間の授業のあと、5年2組の尼子舞花さんは「ゲームで食品ロスを知ることができて楽しかった」と振り返り、岩元聡佑くんは「きょう家で、将来魚が食べられなくなる問題の解決策を両親に聞いてみたい」と話していました。
こうしたSDGsを学ぶ出前授業について、くら寿司では「今後、全国の小学校で取り組みたい」としています。(ラジオ関西ニュース)