「ワールドマスターズゲームズ(WMG)2021関西」の大会組織委員会の調査で、大会の知名度の全国平均が14.5%だったことが分かった。近畿2府4県に福井、鳥取、徳島の隣接する3県を加えた「開催地エリア」では20.9%と若干高く、PRの一定の成果を示したかたちだ。
組織委は、今年6月26日から7月3日、第三者機関による知名度調査を実施し、全国47都道府県の30歳代~70歳代、4,700人から回答を得た。19年1月の前回調査から、全国平均で3.4ポイント(11.1%から14.5%)、開催地エリアでは1.9ポイント(19.0%から20.9%)に上昇した。週1回以上スポーツをする「スポーツ愛好家」に限ると、10ポイント近く高くなる傾向が見られたという。
組織委は、5万人の参加目標達成に向け、2021年5月の開幕までに、大会の知名度を全国平均で50%、開催地エリアで70%を目標値として定めている。
担当者は、「メディアを通じたPRを引き続き行うことに加え、全国の自治体のスポーツ部局と連携し、スポーツジムや体育館などのコミュニティに積極的にPRしていきたい」としている。
●「ワールドマスターズゲームズ」
国際マスターズゲームズ協会(IMGA)が4年ごとに主宰する、おおむね30歳以上のスポーツ愛好者であれば、だれでも参加できる生涯スポーツの国際総合競技大会。オリンピック・パラリンピック競技大会の翌年に行われる(開催は4年ごと)。2021年5月14日~30日の17日間にわたり、関西広域(13の府県と政令市)で、35競技・59種目が実施され、この関西大会は、アジア圏で初開催に。国内外から過去最大規模となる5万人の参加を見込んでいる。(一部、大会公式ホームページより引用)
「ワールドマスターズゲームズ」を知っていますか? 全国平均で14.5%の知名度
2019/10/16