今年9月に神戸国際展示場で行われた『こうべしんきん ビジネスメッセ 2021』。例年、西日本最大級の産業総合展示会『国際フロンティア産業メッセ2021』と同時開催されており、今年は、ポストコロナ、アフターコロナを見据えた企業の出展が目立った。
ウェブ制作や映像制作、グラフィック製作やオンライン配信のサポートなどの事業を行っているPIPELINE株式会社(本社:神戸市中央区山本通)もその1つ。
この2年間でオンライン研修、オンライン会議は当たり前となりつつあるが、同社が取ったアンケートではそれでも、会場で研修がしたい人が6割、オンラインで研修がしたいという人が3割と別れるという。同社プロデューサーの岡部力さんは「(コロナ禍)当初は目新しかったオンライン形式だが、これからは、求められる満足度は対面のときと同じかそれ以上となるだろう」と話す。
またオンラインのメリットを生かすためにも、「現地の下見が欠かせない」と意外な話も。
「時間と距離を超えることができるのがオンラインの強みで、1人での配信ならパソコン1台でもできる。ただ満足度の高いものにするにはプロの力が欠かせない。会場をきっちりと下見して、どういう形がベストな方法なのか、企画立案からお客様と一緒に考えて、オンライン研修当日の最後まで責任をもってやらせていただいています」(岡部氏)
オンラインが当たり前となるアフターコロナを見据えて、模索は続く。
※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2021年10月19日放送回より
【2021年10月19日放送回…放送音声】