宝塚歌劇団花組の永久輝せあが、11月15日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西、月曜午後8時〜)に出演。11月6日(土)に上演が始まった宝塚大劇場公演「忠臣蔵ファンタジー『元禄バロックロック』」、「レビュー・アニバーサリー『The Fascination!』-花組誕生100周年 そして未来へ-」について、自身の抱く高揚感や役作りのこだわりなどを語った。
番組冒頭、公演について「結構ハードなんじゃない?」とパーソナリティの小山乃里子に尋ねられると、永久輝は「そうですね。でも、お芝居もショーもどちらもハッピーな感じなので、あっという間に終わります」と返答。時間を忘れてしまうほどに舞台を楽しんでいる様子を見せた。
現代的なファンタジー要素も含んだ今作品は、永久輝にとっても刺激的な内容だったようで、「最初、『結末はどうなるんだろう?』と思いながら台本を読んでいて、残り数ページというところでも『結末がつくのかな?』と感じたくらい。ジェットコースターのような急展開で、とても楽しい作品だなと思いました」と、声を弾ませた。
今回「クラノスケ」を演じている永久輝。オリジナルの役柄や演出を生かして演じるにあたり、土台となる忠臣蔵のストーリーをきちんと作る必要があると考えているといい、「お稽古の時から悩みましたね。武士という役どころも、すごくこだわりたいなと思っていました」と、胸の内を明かした。
花組誕生100周年を記念したショー『The Fascination!』については、「100周年だからなのか、(今までは人数を制限していたが、今回から)全員で踊れるっていう喜びだったのか、皆が生き生きとしていることに元気をもらえる、すごく楽しいショーです」と、舞台に立つ喜びをかみしめた。
お気に入りのシーンについて聞かれると、オリジナルで制作された「あなたに愛の香りを」を挙げ、「ブルースっぽい感じの曲は(今までに)歌ったことがなかったので、曲の世界に自分が入り込むまでにすごく時間がかかりました」と、苦悩しながらも自身のステップアップにつながる挑戦になったと語った。
番組エンディング、永久輝は「今回の作品はどちらとも、花組の華やかさを大満喫していただけると思いますし、下級生一人ひとりまで生き生きしているので、そういう姿から少しでも元気を与えられればいいなと。何回見ても楽しいと思います。何度でも足を運んでいただけたら」と、リスナーに向けてメッセージを送った。
なお、花組宝塚大劇場公演は12月13日(月)まで上演予定。永久輝は、2022年3月~4月に大阪と東京で上演される、自身主演作品「Fantasmagorie『冬霞(ふゆがすみ)の巴里』」も控えている。
ラジオ関西『ビバ!タカラジェンヌ』
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